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愛すべきCHUNGKING HOUSE [*SHANGHAI/SHENZHEN 2007]

スウェから香港よりみちの旅のおはなし/その2

CHUNGKING HOUSEの1階には、
両替所、多国籍な小さなご飯屋さん、
携帯電話や偽物のバッグ、スーツケース、日用品、食品など扱う、
小さなお店がぎっしりつまっている。

スーツケースを4つもひきずってその中を歩くきむたこ達に、
痛いほどの視線が集まる。

ホテルの客引きがひっきりなしに片言の日本語で、
「ヘヤ、アル、ヤスイ、アル。」と、くっついてくる。
小さな偽物を扱う店員が、ひっきりなしに片言の日本語で、
「ニセモノ、アルヨ、イッパイアルヨ。」と、くっついてくる。

「イラナイ、ヘヤ、キマッテル、ニセモノ、イラナイ。」
と、こちらも片言の日本語で呪文のように繰り返して歩く。

そして偶然、予約していたホテルのオヤジに遭遇。
オヤジに連れられ、監視カメラつきの小さなエレベーターに乗り込む。
ギュウギュウだ。

オヤジについて、細い通路と小さな扉を開けながら、
やっとのコトでレセプションらしき場所にたどり着く。


どっと疲れがでる

再び、細い通路と小さな扉を開けながら、
部屋へ案内される。


狭くて撮りきれない悲しい現実      お約束のようなシャワーの下に便器

狭い・・・。
そんなきむたこを横目に、自由人はベッドの長さを調査していた。

するとオヤジが部屋に戻ってきた。
「この部屋はファミリータイプだから部屋をかわってくれ。」と。

きむたこ、えっ?コレのドコがファミリータイプなのよー!!と、思う。

さらにオヤジ、あきらかにフツウのシングルベッドより小さな2つのベッドを指差し、
「コッチはフーフ、コッチはコドモようだ。」と、言う。

ありえないよー!!と、思う。
しかし、この時点でありえないよー!!って思ってしまったきむたこが、
今から思えばありえない。
だって、ココは、CHUNGKING HOUSEだもんー。
ねぇ?・・・、ねぇ?(涙)

「ふーふにはベッドはひとつでいいんだ。
大きなベッドの部屋があるから、とにかくでてくれ。」と、強引なオヤジ。

きむたこ、オヤジに、「ツインで予約してるんだから、ヤダヨ。」と、言ってみた。
しかし、オヤジ、ココはファミリータイプだと譲らない。
きむたこ、オヤジの顔にバウチャーを押し付けて、
「ツインってココにあるでしょー!!」と、がんばってみる。

と、ずっと黙っていた自由人が涼しい顔で、

「オッケー」

・・・、キミ、いったい何がオッケーなのよ??!!

再びスーツケースを引っ張りながら移動。
自由人はオヤジとお互い自己紹介をはじめ、なにやら爆笑している。
そして自由人、オヤジにタバコをもらっていた。
キミって、ほんと、いったい・・・。(爆)

部屋は同じ雑居ビルの中なのだか違う区画にあるからと、
再び狭くてぎゅうぎゅうなエレベーターに乗せられた。
また、人々の視線を感じながら、別のエレベーターにぎゅうぎゅう乗る。

同じ雑居ビルの中に、同じような部屋がいっぱいで、
ホテルの名前も違うのよー。
ちなみにこの雑居ビルには住居もあって。
ホテルと住居が混在っていうのかなぁ?
ほんとね、いろんな国の人がいっぱいで無国籍だったヨ。

そして別のお部屋に到着。

オヤジ曰く、「ベッドの大きな新しいお部屋」だ。


ベッドの上以外に             居場所がない


だけど?眺めのいい部屋         だから?使うと下がってくるシャワーヘッド


そして下の眺めも期待を裏切らない    さりげなくココで3日間


お世話になります♡(壊)

エアコンね、これでもかーってほどによくきくの。
でも、少しでも調節すると、蒸し風呂に。(爆)
香港にいながら、寒かったよ・・・。

ダブルベッドはやっぱりフツウのサイズより小さく。
長さも短かった。
自由人は長さを少しでも確保するために、斜めに横になる。
きむたこに残されたのは自由人を挟んで、
2カ所の残された▲地帯。


きむたこ、▲になるしかなかった。


眠れるわけがない。


なのに、異様な疲れで▲地帯で▲になって3日間爆睡することになる。


そんな自分が嫌だ・・・。(滝涙)


ココに、2度と泊まるまい、と、思ったのに、
今となっては、次、行く時も、きっとCHUNGKING HOUSEを選ぶだろうきむたこ。


そんな自分がもっと嫌だ。(号泣)


つづく。


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