Tchau,Minha casa [knäckeな日々(MOÇ)]
2回目の車で引っ越し、の風景。 その4
荷物をだしたお家に戻る。
家具も電化製品もすべて備え付けだったから、
ガラーンとした感じはない。
それでも、机の上のもの、本棚代わりに積み上げてた段ボール、
あちこちに置いていたきむたコレクション(雑貨)など、
みーんななくなってしまったお家は、ちょっと寂しかった。
もぅこのお部屋ともお別れ。
オーナーとの約束の時間までソファーでゴロゴロ。
オーナーはもちろん約束の時間にはあらわれず、なんども自由人が電話をした。
4度の時間変更の上、4度ともあらわれず。
はじめの約束も、4度の変更時間もオーナー指定だ。
あげくのはてに「明日でいいじゃない。」と、電話の向こうのオーナー。
「明日の朝にはこの町を離れるんだ。」と、やや切れ気味の自由人。
「私も忙しいのよ。」と、オーナー。
「じゃ、鍵をしめて置いていくからあとは知らない。」と自由人。
「じゃ、行くわよ、行けばいいんでしょう?」とオーナー。
陽が傾く頃にあらわれたオーナーは、
「これからテニスに行くから美容院に行ってたのよ。」って。(爆
最後までモザンビーク風味。(;´д`)
お家をでて、玄関の鉄格子に鍵をかけて、オーナーに鍵を返した。
お家の前に止めた車に乗り込むまで、何度も何度もお家を振り返った。
たった1年ちょっと住んだお家だけど。
ペンキのはげた鉄格子も、隙間だらけの窓も、みんなみんなダイスキだった。
オーナーと手を振って別れて、車に乗り込んだ。
車の窓をあけて、小さくなって行くお家にむかって、
「Tchau,Minha casa(サヨナラ、ワタシノオウチ。)」と、声にした。
そして向かったのは、お家からほど近くのゲストハウス。
A S J GUEST HOUSE
陽は傾きかけて。
ココは白人のポルトガル人がオーナー。
白い壁がうっすら夕暮れ色に。
ゲストを見ると、お腹をなでてともれなくお腹を見せるワンコ。
エントランスには緑と蚊がいっぱい。(ノ*´Д`)
エントランスからレンガ色の階段を上がって右がこの日のお部屋。
雑でシックな焦げ茶色の天井と白い梁がステキ。(ベッドが荒れ放題でごめんなさい・笑)
オトナサマひとりがラクラク入れる大きな冷蔵庫
つづく