そしてMAPUTO [knäckeな日々(MOÇ)]
2回目の車で引っ越し、の風景。 *首都MAPUTOにむかって* その13
ソラが怪しい色に
ドライバーのお買い物もすみ、車は走る。
海のかこうにさしかかる。
ココはなんとなーく不思議な感じがする風景なの。
最後にもう一度だけ眺めたくて、ちょっとだけ止めてもらう。
どての急斜面をかけおりて。
誰もいない。
木の幹がにょきにょき。
1枚だけ写真を撮ってしばし眺め、急斜面のどてをかけあがって道にもどった。
車に乗り込む前に、走ってきた道を振り返る。
またいつか、なんて、あるのかな。
車に乗り込み、そしてまた走りだす。
突然の大雨。
ルーフのダンボールの荷物が気になるけど、車内にそれを入れる余裕はない。
もぅどうしようもないので、「仕方がないね。」ですます。
雨があがったりふったりを繰り返し。
かわりばえのしない風景をグングンすすむ。
ちいさな藁の家を通り過ぎ。
細長い川を渡る。
と・・・、
道ばたを歩く自由人のお仕事を手伝ってくれていたローカルスタッフのひとりを発見!
ココで。
かわるがわる記念撮影を。(写真左/スタッフのひとりとドライバー)
少し立ち話。
そして固い握手をしかわして、ちょっぴり寂しいキモチと一緒に車に乗り込む。
彼はカタコトのニッポンゴで「マタ、コンド、イツカ、デス。」と言った。
きむたこ達はポルトガルゴで「アテ・プロッシマ」と答えた。
そして彼が見えなくなるまで、車の窓から手を降った。
小さな町にさしかかる。
なんとも寂しい町。
町角のガソリンスタンドへ。
MAPUTOにむかうまでの最後の給油。
ガソリンスタンドのスタッフのこの女性とドライバーの故郷が同じとわかり、
部族語でなにやら話が弾んでた。
ガソリンスタンドを後にし、町を抜けたらMAPUTOまでもうひといき。
薄黒い雲のかかったソラを見ながら眠ってしまった。
ソラが夕暮れ色になった頃に目が覚めて。
窓の外にMAPUTO郊外の球技場が見えた。
夕日のさす黄色い壁のQUIOSQUEで、自由人は安タバコを買った。
MAPUTOの町中にはいる。
この時間はいつも大渋滞だ。
長距離バスもとまる大きなバスターミナルも、道ばたマーケットにもたくさんの人。
渋滞でなかなか前に進まないいけど、
まぁ、いいじゃないか、のんびり行こうよ。
MAPUTOで過ごした数日に、
つづく。
移動の旅のその途中途中も良い想い出ですね。
by 旅爺さん (2011-11-18 11:59)
赤い土にお国がらか陽気な笑顔が素敵。
それと、渋滞だって日本の渋滞とは違いますよね♪
by sara-papa (2011-11-18 12:39)
海の中の木の幹は、マングローブ? なの?
なんだか静かな雰囲気なのね。
カタコトのお別れのコトバに(/_;)
by JOY (2011-11-18 14:49)
陽気な笑顔がいいなぁ♪
・・・ガソリンスタンドの消火器に
目が行ってしまう、、、職業病(ノ_-;)
by チヨル (2011-11-18 15:44)
ガードレールがないような。。。
落っこちることはないよね?
きむたこちゃんは寝てもいいけど。
by 柴犬陸 (2011-11-18 18:37)
きむたこさんのおかげでこんな知らない風景や街も見れて感謝です。
またいつの日か行けるといいですね。
by blanc (2011-11-18 22:47)
またいつかです!
それぞれの思いがこもったいい言葉ですね
by 花火師 (2011-11-18 22:51)
誰もいない海、静かですね。
またいつか、来られる日があるといいですね。
by アールグレイ (2011-11-19 07:36)
またいつか、なんて、あるのかな。
って、一文がツボだったよ(ΦωΦ)
by 二兎丸 (2011-11-19 14:03)
クルマのルーフの荷物に雨の被害がなかったか、それが気になります。
by YAP (2011-11-19 14:15)
自由人さんのお手伝いをしてたスタッフの人と出会い
”マタ コンド イツカ デス” と
読んでて思わす胸にこみ上げて来てしまい 泣けた・・
誰も居ない 曇り空の海を見たしね (;_;) グスングスン
by まつみママ (2011-11-19 19:55)
また いつか。
その気持ちがココロをぽっと温かくしてくれるにゃー^^
by うに (2011-11-19 21:34)
刻々と別れの時が近づいているんだなぁと思って、
胸がいっぱいになってしまいました。
町の風景も、よけいに寂しく見えちゃうね。
by チヨロギ (2011-11-20 01:43)
「マタ コンド イツカ デス」の
デスがいいですねー。
こんな日本語知ってくれているなんて
嬉しい♪
by Samansaちゃんの日々 (2011-11-20 13:55)
途中の道にも町にも人影がほとんどなかったのに、
大きな町にくると人も車もいっぱいなのですね!
やっぱお別れは寂しいですよね~(/_;)
by あやこ (2011-11-20 19:02)
また来るかもしれない。
でも二度と来ないかもしれない。
思い出って不思議よね。
たいしたことない街角だったり、川の流れだったり。
同じ空の下にいるから、またね!でいいよね。
by dot-dot (2011-11-20 20:30)
も一度来るかな、といろんなとこで思うけど
行きたいとこも沢山あって・・・
でもそんな思い出いっぱいのところは
いつまでも心に残っているから
写真を見れば心はそこに飛んで行けるよねw
by ももず (2011-11-21 16:35)
人がいない所から首都に入ったとたん渋滞するぐらいいっぱいに。
ここにみんな集まってくるのね。
短くてもここで暮らした思い出、いっぱいあるね。お別れはやっぱり寂しいなあ。
by kumimin (2011-11-21 22:08)
「マタ コンド イツカ デス」
このフレーズ、すっごく気に入ってしまった・・・(*´Д`*)
もし私が文章を書く人だったら、コレ、題名にしたい。
あ、そうだ、ブログの題名にいただいてもいい?(笑
1~3枚目の不思議な、ちょっとさびしい景色から、だんだんと
建物や車で増えてきて、人も笑顔も増えて・・・すてきな道のりです。
by tano (2011-11-22 13:57)
コメントしたはずだったのに・・・
それとも、写真の中に入ってしまっていたんだろうか。
きむたこさんのお話は、いつもいろいろ考えちゃうのです。
by ひよこ豆 (2011-11-26 17:40)
間もなく師走だわね 早いな~
毎年 なんで~~^という程 一年て早いのよねッ
駆け足してるみたいだわね
風邪ひいてない?元気しててねーー
by まつみママ (2011-11-29 18:07)
何かと忙しく、ほぼ月イチの訪問になっております。
きむたこさんのブログに来て、赤茶色の土の写真を見ると
なぜだかホッとします(^^)
by mucha (2011-12-06 13:52)
今年も1年お疲れ様でした!
また、たろうの「酔人部屋」から
チヨルの親バカBlogまで
お付き合いいただきありがとう~♪
来年もよろしくお願いします(^^)
それでは、よいお年を♪
by チヨル (2011-12-31 06:33)
お返事も更新もトロトロのきむたこです。
遅くなってごめんなさい。
訪問アリガトです。
ガタガタ道を含む1,250kmを1泊2日で走り抜けるのは、
何度経験しても、とてもしんどい道のりでした。
でも、いろんな風景を見て、
通りすがりのいろんな人とおしゃべりして、いろんなモノを食べて、
そんな、ドライバーと一緒の時間は楽しかったヨ。
もちょっとゆっくり走りたかったけどネ。
こんな風景ともお別れなんだ、って思うと、寂しかった。
赤いアフリカの土の雄大な風景の中での暮らしは、
いつも、「生きている」って感じることができて、
なんでもない暮らしが、ほんとに楽しかった。
普通であることの難しさ、楽しさ、大切さ、
みんな感じることができました。
今でも、時々、いろんなことや人を思い出すの。
そう、ガードレールってほとんどない。
見たことない??ってくらい。
もしかしたら、ガードレールといえそうなものは、
橋の欄干くらい??
小さな橋だったら、それもなかったわ。
まぁ、自己責任、ってコトよねぇ・・・、きっと。(苦笑
でも、そゆのがないおかげで、自己責任でいろいろ見られたし、
体験できたんだろうなぁ、なんて。
海の中の木の幹はなんだったんだろう・・・。
マングローブはあちこちあったから、そうだったのかな。
いつ見ても、真っ黒になっちゃった?この幹しかなかったの。
雨に濡れた荷物、自由人の開けたら書類だった。
厚手のファイルに挟んであったから、
紙の端がよれよれになるくらいですみました。
ヨカッタ・・・。
by きむたこ (2012-02-22 11:22)