SSブログ

Skogskyrkogården(森の墓地) *8年ぶりの北欧にて その65 [*SCANDINAVIA 2015-2016]

Skogskyrkogården(森の墓地) 
  *8年ぶりの北欧にて その65

真っ白な雪の大地。
1.gif
森の火葬場から死者の煙が空にのぼってゆく。

冷たい色の朝、この日も期待を裏切らないマイナス気温☆
2.gif3.gif
このホテルの朝食には、スモークサーモンや生ハムが並んでいるのがなかなかよかったけど、
4.gif5.gif
こういう冷たい朝食にもうすでに飽き飽き・・・。

この日は、まず、世界遺産でもあるSkogskyrkogården(森の墓地)  へ行くことに。
Stockholms Stadsbibliotek(ストックホルム市立図書館)を設計したErik Gunnar Asplundの設計。

地下鉄緑色のライン、Skogskyrkogården下車。
6.gif
駅から続く、美しい菩提樹の並木道をてくてく、
7.gif8.gif
石垣ととんがった門にたどりつく。
9.gif10.gif
真っ白の大地にたつ、大きな花崗岩の十字架が見えた。
11.gif
礼拝堂には鍵がかかっていたけれど、いくつかの葬儀のタイムテーブルが貼ってあった。
12.gif13.gif
ガラス窓から中をのぞく、やさしい光がさして。
14.gif15.gif
自由人、昔、クラスメイトとここを訪れて、扉が開いていたので中を見学していたら、
16.gif17.gif
いつの間にかその扉が閉まって、葬儀が始まってしまったらしい。(- -;*)ゞ

思いがけないことでびっくりして、慌てて葬儀参列者に身元(笑)と事情を話したら、
「葬儀の邪魔をしなければ、葬儀の間、ゆっくり見学して行くといいよ。」と、言ってくださったそう。
でも、さすがに葬儀の間、写真を撮るのはためらわれたらしく、葬儀に参列しながら、
それでも、ゆっくり見学できてよかったらしい。
「中は、とっても素晴らしかった。」というのは、自由人の思い出。(;◔ิд◔ิ)

十字架のそばの高台には、Sigurd Lewerentz設計の、楡の木の茂る丘、瞑想の丘。
18.gif
十字架と瞑想の丘のあいだにある池はかちこちに凍っていた。
19.gif20.gif
遠くに、うなだれたような枯れ木に雪が凍りついていて、とても幻想的だった。
21.gif
静寂につつまれて、そして凍るように冷たい朝、でも、ここにはなにかあたたかさみたいなものがあった。

102haの広大な森には、約10万のお墓が点在。
22.gif23.gif
背の低い墓石がたくさん並んでいたよ。

森の火葬場から松林を抜けたら森の礼拝堂、黒くて重い扉の小窓の向こうは葬儀中だった。
24.gif25.gif
Sigurd Lewerentz設計の復活の礼拝堂(写真左下)は、古代の神殿風。
26.gif27.gif
振り返ったら、背の高い針葉樹の並木が美しい。

広大な敷地、てくてくとたくさん歩いたよ。
Visitors Centerもあったけど、冬でお休みだった。
トイレは何カ所かにあってほとんど有料だったけど、たった1ヶ所、無料のところを見つけた。
ただ、それがどこだったか・・・、思い出せないのがとても残念・・・。(;_;)

最後に、もういちど十字架と礼拝堂を通ったら、中では葬儀が執り行われていた。
28.gif29.gif
森の火葬場から死者の煙が空高く、なんだかとても不思議な気持ちになる。

スウェーデン人にとっての故郷は「森」
30.gif
だから「死者は森へ還る」のだ。

ストックホルムの街中にもどって、気ままにてくてく。
つづく。

nice!(44) 
共通テーマ:地域

nice! 44

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。