風邪ときむたこと自由人 [knäckeな日々(SWE)]
旅行中、うっかり風邪をひいてしまった。
念のために持っていってた風邪薬を片手に、
2度の高熱には気力で持ちこたえ、薬がなくなってしまった後は、
風邪をひいているのは気のせい、そう思い続けた。
そして旅行から帰って来て、寝込む事になった。
はじめの3日間は、フラフラしながらも食事の用意と片付けはやった。
ほんとは作りたくないし、食べたくもない。
そんなきむたこに自由人は言う。
”食べないと直んないからねー。”
・・・、そりゃ、そーだけど・・・。
4日目にはそれが苦痛になった。
さすがの自由人もマズイと思ったのか、4日目には食事の用意をしてくれた。
それがたとえ、こってりソースのパスタだったとしても・・・。
片付けはきむたこの役目だったとしても・・・。
1週間がたって、ずいぶん楽になった。
でも、鼻はズルズル、咳はとまらない。
そんなきむたこに自由人が言った。
”駅前のショッピングモールに行こうよ。”
えっ?今、なんていいました?
いやいや、こんなズルズルの鼻で、咳で肋骨も耳の中も痛いんですけど?
”お家の中にばっかりいるから、直らないんだよ。ちょーとよくなったしさ。”
外はマイナス。
冷たい風にあたるのはいかがなものかと・・・。
”気分転換にもあるからさー、ねー、ねー。”
とうとう、お布団をはがされてしまった。
あきらめた。
自由人との生活は、あきらめの連続である。
とにもかく着込む。そして、
ティッシュペーパー代わりのトイレットペーパ1ロールと、ゴミ袋を持った。
外は痛いほどに冷たい。
”この冷たさが気持ちいいねぇ。”と、自由人。
ズルズル。(←そうかい?)
”でてきてよかったでしょ?”
ズズズピー。(←いや、やばいって。)
”たまにはお散歩だよね。”
ブシュー、ゲホゲホ。(←健康な時ならね。)
”たくさんのヒトだねぇ。ほら、まだ、REA(セール)やってるよ。”
コホコホ。(←そうだね。)
”ココ、見てみよっか。”
ゲホ。(←やだ。)
”いいものないねぇ。”
コンコン、ズピー。(←帰りたい。)
”ケーキ買ってく?”
ケホケホ。(←いらない。)
”アイスクリーム買おーよ。”
ゴホゴホ、ゴッホンゲホッ。”(←いいね、ジュースも買う。)
そんな調子で1時間ほどつきあった。
鼻の下は限界を超えている。
その夜、高熱に襲われたということは、言うまでもない。
そんなきむたこを見て自由人、
”今年の風邪は、しつこいねぇ。”
えっ?
コホ・・・。
なんて言いながら、告白。
そんな時でも買っちゃった。
そんな時だから?
ピッピの絵本とピッピのグラス2コ。
きょーはコーヒーじゃないよ、麦茶だよ。
きょーのおやつの、おさかなビスケット。
おてんばピッピが柵にひっかかる。
それをあちゃー、と、思うおさる。おさる?きっと、おさる・・・。
絵本は赤札!
こんな時でも買うオンナ。
ただではおきないオンナ、きむたこ。
我ながら、少々あきれた。
風邪の間、お世話になったのど飴。
お味はね、レモンがスキー。
でもね、パッケージはクールなお味のシロクマ君がスキー。
*風邪はおかげさまで、すっきりなおりました。鼻も喉も絶好調です。
ご心配をおかけしました。ありがとね。