ナツカシイコト:ソノ参(長いお話です [knäckeおもいだすコト]
自由人の出張帰りの荷物には、ショッキングピンクの痛み止めの錠剤がはいっていた。
入国後すぐに体調を崩し、風邪かと思って持って行っていた風邪薬を飲んでいたけど、
それがなくなってもよくならなくて、どうしようもなく辛くて病院へ行ったらしい。
その時の痛み止め(頭痛)の残りだとのこと。
捨ててもいいかと聞いたら、また使えるからと出張用の薬ポーチに戻した。(苦笑
自由人、このショッキングピンクの痛み止めの入った薬ポーチを持って、
ただ今、出張中だ。(使う事になってなければいいけど
その時に処方されたという薬すべて。(写真左下
薬の箱や袋に、その薬をいつ何錠(袋)飲むのか薬を手渡される時に説明しながら書いてくれる。
アフリカで熱が出たら、とにかくまずお医者さんだ。
そう、まずはマラリアを疑わなくてはならない。
ナツカシイコト:ソノ弐(長いお話です [knäckeおもいだすコト]
自由人、はじめに住んでいたとある州の町でのすでに終了しているプロジェクトと、
進行中のプロジェクトの為に、同じ州の別の町にも国内出張で行ってきた。
赤くマークしたのが、住んでいたアパートメントホテルのお部屋。(下は雑貨屋さんだった。
アスファルトに砂が舞う埃っぽくなにもない雑多な小さな町。
アパート前には大きな公立病院がある。
住んだ頃から、アパート前でずっと工事をしていたknäcke通称クルクルゾーン。
モザンビークにいた2年間かけても完成してなかった広場が、やっと完成していた。
自由人1年と数ヶ月前にも、この場所に出張があった。
その時、この辺りを歩いていたら、「セニョール!、セニョール!」と呼ぶ声が聞こえたんだって。
声のするほうを見たら、アパートメントホテルのお掃除オジサンのひとりだった。
その話を聞いていたので、今回は、ニッポンのオカシお菓子を持って行ってもらったんだけど。
この時は、そのお掃除オジサンはいなくって・・・、残念。
写真も撮ってきてねとお願いしていたんだけどな。
お掃除スタッフは数人いて、数ヶ月ごとに交代だった。
ガードマンや、ホテルスタッフ、他のお掃除スタッフの中でも、極めて極貧がにじみ出ていたお掃除オジサン。
ある寒い日、いつものようにボロ雑巾のような洋服に、裸足でお掃除に来た事があった。
ベランダでバケツで雑巾をしぼるお掃除オジサン、長ーい鼻水が雑巾をしぼるバケツにチャポーン・・・。
いったいどうするのかと見ていたら、その鼻水の入ったバケツでしぼった雑巾で、
ダイニングテーブルをいつものように隅々までキレイにふいた。
オジサンは体調が悪いのか、咳もしている。
覚えたてのポルトガル語と身振り手振りで、靴はどうしたの?体調がよくないの?と聞いた。
オジサンは、「シン(ハイ)、シン(ハイ)、」とうなずく。
可哀想なので、「今日はもいいから、ゆっくりしたほうがいい。」そう言って帰らそうとしたけど、
オジサン、お掃除を終わらせないとチップをもらえないと思ったらしく、掃除を続けるので、
いつものように、10MT(当時、道ばたで売っているパンを2つ買える金額。)と、
手元にあった飴を数個手に持たせてその日は帰らせた。
その後、すぐに手持ちのタオルを熱いお湯でしぼり、
お掃除オジサンがふいていったところを、気が狂うくらいふいたknäckeであった。(笑
お掃除オジサン、どうしてるかな、ゲンキかなぁ・・・。
写真2枚目の中くらいに写っている白いトラックの止まっている隣のアパート下には、
インド人家族経営の小さなスーパーがあって。
そこには、時々、ポルトガル産の安くて悪くないパスタやお菓子、
効き目の微妙な蚊取り線香や、人が死んじゃいそうなくらい強烈な殺虫剤、マッチなどを買いに行っていた。
数人いる店内の万引き見張り番のひとりに、オーナーの娘で、耳の聞こえない話せない少女がいて。
モザンビーク人とインド人しか買いにこないこのスーパーに、時々顔をだすアジア人のknäckeが珍しいのか、
買い物に行くと必ずknäckeの横にぴったりくっついて、
手振り身振りで、今日はいつもの蚊取り線香はないよとか、
サモサが揚げたてだよ(オイシイの!)とか、このお菓子がおすすめなのよとか、いろいろ世話を焼いてくれて。
その少女は今もココで、あの時のように万引き見張り番をしているのだろうか。
会いたいな。
ナツカシイコト:ソノ弌(長いお話です [knäckeおもいだすコト]
自由人が、モザンビーク出張から帰って来た。
モザンビークへの出張は、1年数ヶ月ぶりだった。
今回ひとり出張だったし、荷物が大変だってわかっていたので、
おみやげは、もし行けたら、ウールワース(高級スーパー)のレインボーペッパーとピンクソルトだけでいい、
それより、できるだけ写真をとってきてほしい。
そう言ってたんだけど。
今回、自由人は着替えを極力減らし、
着替えを減らした分、元ドライバー家族と、現地オフィスのローカルスタッフにオミヤゲを入れて行った。
なので、思ったよりオミヤゲを買えたって話してるけど・・・、
だからって、Yシャツや靴を捨てて帰ってくるなんて。(涙
でも、それを誰かが拾って使ってくれていると思えば・・・、ま、いっか。(ノー`)
高級じゃないスーパーで、お気に入りだった調味料や簡単クノールクッキングの元とかチョコも、
障害者の雑貨ショップで買った木彫りのカエルや、ソープストーンのホロホロ鳥。
ジャガランダの種や道ばたのカシューナッツ、モザンビーク航空の機内誌に飛行機柄のカプラーナ(布)。
それから、木の枝を削った美容パック。(マーケットでは木の枝のまま売っている事が多かった。
水で練るようにして、パック。(ほんのり薬草っぽい香り。
どれもこれも・・・、懐かしいものばかり。(´。`)
コーチハウスのヌガーとクランキーキャラメル、サリーウィリアムズのヌガーは、トランジットのヨハネスブルグにて。
ヨハネスで見るたびに悩んでいた、偽タンタンの小さな木彫りをお願いしていたんだけど、なかったんだって。
偽物なだけに、ダメ出しが出たのかしら・・・?(ザンネン・・・