アイスクリームな時間 [knäckeな日々(SWE)]
アイスクリームを買った。
晴。
でもね、とーても寒い。
陽のあたるカフェで、お茶の時間をすごすヒトがちらほら。
みんなね、ひなたぼっこしてた。
でもね、寒いのよ、ひなたでもね、まだ、とーても。
きむたこもまねっこしてアイスクリームの時間。
ちょっとね、遅くなっちゃったかな。
誰もいなくなっちゃった。
それでも、「マンゴー ワンポーション プリーズ」。
お店のおんなのこが怪訝な顔をして、「ワンポーション?」と、いった。
「ヤー(はい) ワンポーション」、もいちどいう。
そーすると、わかったわ、みたいな表情をして、
「ワンポーション」より、ちょっと多めに入れてくれた。
「ワンポーション」なヒトって少ないのね。
だいたいみんな、「ツーポーション」。
だから、きっと、おまけしてくれたのね。
ちょっとおおめの「ワンポーション」。
カウンターのスプーンの入ったボウルの横に、
ちょこんとおかれたマンゴーアイス。
スプーンはひとつでよかったけど、
かわいーからふたつもらった。
3月は流氷だった海を眺めがら、
赤いスプーンでマンゴーアイスをほおばった。
マンゴーの味は、ほとんどしなかった。
このアイスクリームを好きになるには、とても時間がかかりそうだ。
そして、すくうたびにイナバウアーをしたように曲がるスプーンは、
とても使いにくかった。
そんな土曜日の夕方のいりぐち。
そろそろバスに乗って、お家に帰ろう。
そんな、なんでもない土曜日。