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古い火山の火口跡、Kerið(ケリズ)へ。 *8年ぶりの北欧にて その25 [*SCANDINAVIA 2015-2016]

古い火山の火口跡、Kerið(ケリズ)へ。 
 *8年ぶりの北欧にて その25

火山の火口跡から眺める風景。
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冷たく荒涼とした大地が広がって。

空は荒れ模様、叩き付ける雪と雹の中、
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Gullfoss(グトルフォスの滝)を後にして、古い火山の火口跡を目指して走る。

ナビ助に、「到着」と言われたんだけど、ど、どこ??ナビ助おわっちゃったけど、どこ??って感じで。
正直、「到着」って言われても、もう暗くてよくわからなかった。
止めた車の中からキョロキョロして、向こうの方に止まっていたレンタカーとバスでわかったよ、よかった・・・。(∋_∈)

インフォメーションやお土産物屋さん等はいっさいなく、
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駐車場とそこにサインがあるのみ。

つるつる斜面をつるつるとすすみ、眼下にはまるい火口湖。
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このKerið(ケリズ)火口湖は、3,000年前の爆発でできた火口湖(カルデラ湖)。
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カルデラの深さは約55m、水深は約7m〜14m、長径短径は約270mおよび約170m。
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カルデラを形成する火山岩は黒ではなく赤いらしんだけど、雪と暗さでよくわからなかった。
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苔が生え、緩やかな傾斜の部分があるので、凍る冬場でなければ下に降りられただろうな。
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つるつると足下に気をつけながら、寒さに震えながらぐるりと一周。
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アクアマリン色の湖面は凍っている、凍る湖面を歩いてみたかったな。
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雪の積もる斜面に座っている男性4人組、おチリ冷たくない・・・?(写真左下
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写真ではあおいけど、すでに薄暗くて。
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そろそろホテルにむかわないとね。

ナビ助にホテル名を入れるも、「ない。」って・・・。
自由人、もちろんホテルも、Googleマップとストリートビューで確認済み。
でも、そのホテル周辺って、野っ原でなにも目印がないんだって。
「目印もなにもないのが、逆に目印だ。」って・・・、そ、そ、そうかな?そうかもね?( ̄∇ ̄;)

それでも自由人、ナビ助の地図を見るのに役立つだろうとメモしていた緯度経度を、ナビ助の地図に照らし合わせ、
「R1からR204を左折してまっすぐ行けば、どこかにホテルのサインかあかりが見えるだろう。」って。
このあたりがホテルだろうと思われるナビ助の地図に、ポイントを落として。

「ぽーん」というナビ助の音を聞いて、
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なんとなく目指して、出発。

1度、R204のサインを見逃して、その先の小さな町に行ってしまう。
「これはきっと通り過ぎたね。」と 、来た道を戻って、R204のサインを見つけることができた。
R1からR204の道へ曲がって。

って・・・、走っても走っても、外灯もすれ違う車もなにもない真っ暗な細い道、心配になる。
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そして、ナビ助の画面(写真右上)を見て「え?どこ走ってるの?」時間はまだ18:30だけど・・・、超心配。

「これ、まずくない?誰にも会わないから誰にも聞けないしね、お家もないしね、真っ暗だしね・・・、戻ってみる??」
と、どうしようかと迷っていたら、別のホテルのサインを見つけた。
遠くにあかりが見えたので、そこで聞くことにして。
細い道をきゅいーんと左に曲がって、そのあかりを目指す。

そこは、小さなコテージタイプのお部屋が10棟ほど並んだホテルで、その日はどのコテージもあかりがついていなかった。
レセプションを兼ねたオーナーの自宅の呼び鈴を押して。

中からおじさんと小さな男の子がでてきてくれた。
自由人、事情を話し、バウチャーを見せると、
「あぁ!ここなら僕の息子夫婦のやっているホテルだよ。今日は満室で忙しいから、
この子を私に預けてふたりで行ってるんだよ。」と、小さな男の子を指差しながら、にこにこ。

そして、「ここからそう遠くないよ、大丈夫。」と、ホテルまでの道を教えてもらって。
R204で間違いなかったんだけど、R204が平行してもう1本あって、
そのもう1本のR204からだったら、わかりやすかったらしい・・・。

そしておじさん、「アイスランドは奇麗なところがいっぱいだよ。この先も楽しんで。よい旅を。GOOD LUCK!」
って、自由人とknäckeの手をとって、ぶんぶんふってくれた。
おじさんと小さな男の子にお礼を言って、教えてもらった真っ暗で雪深い道をさらに走って。

おじさんの言ってたホテルのサインは見つけられなかったけど、それらしきあかりを見つけて、ホテルに着地。
よかった・・・。(;´・`)>ふぅ

見渡す限りの真っ暗な雪野原にぽつーんと、たった8部屋の小さなホテル。
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時刻は19:00前だけど、knäcke達がいちばん遅く到着したようだった。
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そりゃそうよね、外は吹雪いて、すでに真っ暗だものね・・・。(∋_∈)

チェックインと同時に、
「このまわりには、食べるところもなにもないわ。夕食はここでしか食べられないのよ。
夕食の時間を今すぐ決めて頂戴、それから何を食べるかもね。」と、メニューを渡され・・・。
あわあわしながら、「今日のスープ」と「ピザ」をオーダー。
「これでいい?追加はできないわよ。今が、ラストオーダー。」って。

そして、レセプション兼ダニングの壁際を指差し、
「湯沸かしポット、珈琲、紅茶はそこにあるから、自由にして頂戴ね。」
と、矢継ぎ早にあれこれ言われて、あわあわ。

い、い、忙しいのね、ほんと・・・。
うん、大丈夫です・・・、たぶん・・・、これで・・・。( ̄∇ ̄;)

夕食は、今日のスープがおいしかった。(*´ -`) ピザは・・・、(;◔ิд◔ิ)  
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あわせて3,590ISK(≒3,590円)なり。(ちょっと足りなかったよ・・・。(゚◇゚;)
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なにもかも夫婦2人でやっている様子、とにかくバタバタとずっと忙しそうだった。
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ダイニングの片隅で大きな地図を広げてルート検討していた家族、「ナビがほんと使えないよね。」って。=͟͟͞͞(꒪ỏ꒪)

knäcke達はお部屋に戻って、ネットを使って次の日のルート確認を。
つづく。

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コメント 14

コメントの受付は締め切りました
saru

オラのナビ助は、川や海を泳いでいることがあります。(^^;)

by saru (2016-02-29 00:50) 

YAP

青く暗い景色が印象的です。
knackeさんたちのレンタカーのナビ助がおかしいんじゃなくて、他のツーリストもお困りなんですね。
しっかりして!アイスランドのカーナビ。
by YAP (2016-02-29 08:02) 

ポピイ

すごいねドキドキする写真たちですね♪
青色がとても美しくて見惚れてしまいました(*'ω'*)......
by ポピイ (2016-02-29 09:20) 

YOUR-MOM

見事なカルデラ湖ですね。
3000年以上も前の爆発がなかったら、人が訪れることも
無かったかもしれないのでしょうね。

写真のほの青さに寒さを感じます。
by YOUR-MOM (2016-02-29 10:13) 

鰯母

相変わらず移動は常にドキドキね(汗)
でもちょっとおふたりさんが慣れてきた感もあるような(笑)
by 鰯母 (2016-02-29 10:16) 

ビアンカ

火口の湖面を歩いてみたい。
でも、自然をなめたらアカン。
途中斜面でツルっと滑って、ズルズル~ドン!バリッ、なんてことに・・・。

ああ真っ暗な中ホテル探し、もう、心細すぎて心が折れそう。
そんなときホカホカのカツ丼でも食べられたらどんなに癒されるか・・・(;´Д`)。
でも、ピザはわりかし厚みあるね(=゚ω゚)ノ
by ビアンカ (2016-02-29 11:37) 

まつみママ

今日は~^
相変わらず 頑張っていますね~^ 真っ暗中でのホテル探し
頑張って 走ってーー走ってーー 感心しちゃうわ~^ 
それにしても ナビ助には全くも~~^怒りを越えて呆れちゃうわね
火口の湖面 綺麗だわね^見たみたいです 寒そうだけど(~_~;)
by まつみママ (2016-02-29 13:12) 

Samansa

ツルツルの地面を踏みしめながら火口湖を1周するのは
なかなかスリリングだったでしょうね♪
出来るならば湖の上でスケートが出来たらたのしかっただろうな~
ナビのモニター面白いですね。
私だったら焦って焦ってどうしようもなかっただろうな~
こういう時に自由人さんの前向きな感じが頼りになりますね!
by Samansa (2016-02-29 18:08) 

ショコラ

カルデラ湖ってこんなにまじかで見られるものなのね
ナビ助・・・
真っ暗で何もない、誰もいない、ナビもあてにならない
ないないづくし・・・心細くて倒れそう
暖かい食べ物があってよかったYO!
by ショコラ (2016-02-29 21:53) 

たま

ホテル探し、読んでいて、ハラハラどきどきでした^^:
無事たどり着けてほんとよかった。
流石なふたりです。わたしたち夫婦ならきっとダメだわ~~~
by たま (2016-03-01 10:42) 

engrid

アクアマリンの湖面か凍ったら、綺麗でしょうね
暗くなかったら、覗き込んでみたいね
でも座り込むのは、冷たいな
あわあわと、矢継ぎ早、、まいるわ、
お二人で、忙しくなかったらアットホームね、きっと
ネットが繋がってほんと助かる、でないと
安心感ぜろのナビすけに、おまかせでは迷子の迷子ちゃん
自由人さん、頼りがいがあるかた
by engrid (2016-03-01 18:21) 

knacke

>saruさん
 ナビに期待しちゃダメってことですね・・・。(;◔ิд◔ิ)

>YAPさん
 あおい時間の風景は、異空間です。
 後で聞いた話では、ヨーロッパのナビ助はこんな感じ??
 ナビに期待しすぎちゃダメですね。
 紙の地図がほしかったです。( ̄- ̄;)

>ポピイさん
 異空間ですよね。
 ずっとあおい色に沈んでいると、どこにいるのかなにをしているのか、
 わからなくなります・・・。(゚m゚*)

>YOUR-MOMさん
 下に降りてみたかったです。
 そうですね、爆発があったからこそ、人が訪れて。
 そう思うと、なんだか不思議です。
 
 もう、寒くて冷たくて仕方なかったのですが、
 あおい色に沈むのは、とても気持ちよかったです。┐(´-`)┌

>鰯ちゃん
 そうなの、だんだんナビ助に慣れてきて・・・。
 ナビ助と寄り添えるようになてきました。(;´・`)>ふぅ

>ビアンカさん
 湖面がどれくらい凍っているのか、下に降りてみてみたかったです。
 でも、つるつる斜面、降りられても、あがってこられないだろうと。
 「途中斜面でツルっと滑って、ズルズル~ドン!バリッ。」
 なんてことになってたら・・・、自己責任とはいえ、
 レスキューの方に迷惑尾かけるところでした、アカン、アカン。(笑

 真っ暗で吹雪いてきて、前が見えなくて、遭難するんじゃないかと。(汗
 違うホテルだったけど、そのあかりが見えた時は藁にもすがる思い。
 ほんと!着地で熱々のカツ丼(笑)があれば・・・。
 ピザ、冷凍物っぽかったです。(∋_∈)
 
>まつみママさん
 こんばんわ。
 安ホテルばかりだからか、ナビ助が知らなかったり、
 人に聞いても「知らないなぁ。」と返事がくるような、
 分かりにくい場所にあるホテルばかりで。(苦笑
 この時ばかりは、ほんと焦りました、凍死?って。(爆
 
 湖面、美しかったです。
 明るい時間なら、もっとアクアマリン色を楽しめたのかもしれません。
 冷たくて寒くて、ガタガタふるえていました。(;´д⊂)

>Samansaさん
 そうなんです、誰でもまたげる数cmくらいの高さに、
 ひもがはってある場所もいちぶありましたが、なにもなくて。
 手すりもないし、つるつるだし、吹雪いて視界も悪くて。
 でも、それだから存分に自然を感じられるのですが。(汗
 湖面がどれくらい凍っているのか、降りて見たかったです。
 こんなところでスケートできたら・・・、素敵ですね。

 ナビ、道なき道でびっくりでした。
 沼地走ってる??みたいな。(苦笑
 さすがの自由人も、遭難しちゃかも、って、若干焦っていました。
 なんとかなって・・・、ほんとよかったです。( ̄o ̄*)

>ショコちょん
 降りちゃダメってわけでもないのが自己責任の国よね。
 でも、さすがにこの季節には誰も降りなかったわ。

 ナビ助は使えないし、何もないし、寒いし冷たいし、真っ暗だし、
 ホテルが見つからなかったら、遭難??凍死??って感じで。(汗
 夕食のスープが染みたよー。
 足りなくてお腹空いちゃったけどね。(∋_∈)

>たまさん
 ほんと、この時ばかりは、自由人もマズいと思ったようです。
 なんとかなって、ほんとーに、よかったです。(鬼汗
 世界は、なんとかなるようにできているようで??=͟͟͞͞(꒪ỏ꒪)

>engridさん
 明るかったら、アクアマリンがもっと奇麗に見えたでしょうね。
 下まで降りられる季節だったらよかったのですが。
 冷たくて寒くて、そして暗くなるので、急いで観光しました。
 小さなホテル、ちょっとせわしなくて残念でしたが、
 冬はオーロラで忙しい時期ですものね。

 ナビ助の画面を見た時は、ビックリでした。(苦笑
 真っ暗の雪野原で遭難しなくてよかったです。Σ(ノ∀`*)ペチ
by knacke (2016-03-01 21:02) 

まるこ

目印もお店も街灯も、本当になーんにもなくて、
しかも、空も真っ暗、ナビも×。
うん、”ぷち遭難”でしたね。
無事にホテルに辿り着けて良かったぁ。
満室で忙しいのは分かるけど、
遅く着いちゃったから余計に慌ただしいのも分かるけど、
”ぷち遭難”の後だから、もうちょっと...ねぇ。
教えてくれたお父さんが良かっただけに...。
でも、私なら「ご迷惑かけてスミマセン(;´Д`)それで結構ですから」と
なぜかこっちが謝っちゃいそうです。”ザ・日本人”かしら(;´∀`)。
日本が、看板や街灯やサービス業の対応…、親切すぎるのかな。
by まるこ (2016-03-08 18:19) 

knacke

>まるちゃん
 そうなの、ぷち遭難・・・。(苦笑
 ぷちで終わってよかったです、ほんと。
 そうなの、忙しいのはわかるけど、なんだかねーで。
 おまけに食事のサーブもバタバタで、足音が大きくカンカン響いて、
 出たり入ったり・・・、満室で大変なのはわかるけど・・・。
 お部屋に湯沸かしポットはなくて、
 ダイニングのポットでお茶を入れるんだけど、
 22時にはポットのお湯が空になっていてそれでおしまい・・・。
 湯沸かしポットではなかったので、お水を入れてもお湯はわかせないし。
 なんだかなー、満載でした。

 でも、ホテルの場所を教えてくださったおとうさんが親切でヨカッタ。
 たぶん、息子さんのホテルじゃなかったら、
 場所、わからなかったんじゃないかな。
 それまでに、その後も泊まったホテル、聞いても知っている人がいない、
 わかりにくいそんなホテルばっかりだったのです。
 聞いたホテルが、聞いた人の息子さん経営のホテルだったなんて、
 奇跡だったわ!(笑

 日本のサービスは過剰すぎると思うけど、
 このホテルのサービスもなんだか、ね・・・、でした。
 適度なサービスって難しいね。(∋_∈)
by knacke (2016-03-09 21:10) 

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