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ツルツル、ピカピカ、がーこだガーガー。 [knäckeな日々(SWE)]

ガーガー、ガーガー、
がーこだガーガー。

永遠のアイドル、それはガーコ。
生活のうるおい、それはガーコ。

あれ?ドコかで聞いた事がある?
それはきっとココ・・・、ガーコ、オトナサマ用

がーこだガーガー。



いっぴきじゃないよ。
にひきだよ。

おっきーのとちっちゃいの。

がーこだガーガー。

ブナの木なんだよ。
つるんとした手触りがちょーと、はぴはぴはっぴー。

お肌をコシコシするのがお仕事なんだよ。
疲れたお肌をマッサージ。
ツルツル、ピカピカしてくれる。

そう、ガーコオトナサマ用。

ブラシのトコね、
これはね、おうまさんの毛なの。
がーこじゃないの、おうまさん。
がーこだけど、おうまさん。
ヒヒーン。

ブラシがね、スカートみたい、でしょでしょ、ね?
かわいー。

かわいーくて、きもちいーから、飾ってるの。
かわいーくて、きもちいーから、使えないの。

かわいくなかったらよかったのに・・・。
きもちいーくなかったよかったのに・・・。

コレ、フクザツなオトメーのココロー・・・。

ん?だーれ?今、「オトメはいいすぎダロー!」って、いったのは?




しょぼ〜ん・・・。



DUCK Body Bruth(HANTVERK社)/SWEDEN


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南に向かって、 [*Christmas holidays 2005]

クリスマス休暇の旅のおはなし/その6

何も買えなかったドイツのハーンから、
南スペインのJEREZ(ヘレス)空港に降りたった。
1番近い街までのバスが、4時間後までない。
タクシーに値段を聞いてみたが、距離のわりに高い。
交渉をしたいが、みんな同じ料金表を見せてくるので、安くなりそうにもない。
それよりなにより、交渉する余力が残ってなかった。(泣)
そして、空港のレンタカー窓口の行列に、うっとりしてしまった。
わずかとはいえ、荷物をひきずってのホテル探しはもぅ嫌だ。

レンタカーを借りてしまった。


久しぶりの青い空        レンタル料の最も安かった車

疲れきった体を休める為に、まずはJEREZに1番近い街に宿泊。
青い空と陽気な音楽。
そして、たくさんの人。
何もかもが久しぶりで、眩しかった。


眩しい光            カフェ

夜の街角             夜の静かな街角

予定になかったレンタカーを借りた事により、
さらに、地図を買うことになる。
地図を広げて、せっかくだからと、
1番南の街、TARIFA(タリファ)を目指す事にした。
のんびり寄り道しながら車を走らす。

そして、通りすがりの小さな街、MEDINA-SIDONIAに立ち寄った。


街を見下ろす


街角              ピンクがスキ?

風景              せいうちの落とし物?


小さな雑貨やさんで、小さなバイクを購入。


古っぽい仕上げの古くない、サイドカーつきバイク。


うーん、かーくいいね。


プチ不幸は休憩。
あら、なんだかいい感じの旅?


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ケロ錠 [*Christmas holidays 2005]

クリスマス休暇の旅のおはなし/その5

ケロケロ。
ケロ錠だケロ。


同じモノなのに、パッケージが違うんだケロ。
1コ0.75ユーロだケロ。(約100円)

南スペインのヘレス出身だケロ。
安いなんでもやさんが実家だケロ。
ニホンジンに見つかったケロ。

安くてかわいいだけじゃないケロ。
ちゃんと仕事するケロ。


鋏は危ないケロ


バイクは盗まれないようにだケロ。

ウラオモテのない性格だケロ。


ウラケロ?           オモテケロ?

ケロケロ。
ケロ錠だケロ。


ドイツはハーンから、目指すは南スペインのJEREZ(ヘレス)。


ハーン空港

飛行機は早朝06:20発。
朝1番の飛行機の10分後だ。
これなら遅れる訳がない、そう確信する。
ただ、行き先は違えど、同じ飛行機会社の06:20発の飛行機が3本ある。
とーても小さな空港なのに、だ。
なぜ遅れるのか、なんとなくわかった気がした・・・。


飛行機はたったの10分遅れて飛んだ。

そしてやがて高度が下がり、後20分くらいで到着すると、機長からのアナウンス。
そして機長はテンション高く、
「予定到着時刻より25分も早く到着するぜ!!さんきゅー↗」と、続けた。
機内で拍手がおこる。
「やったらできるじゃないか!」
きっとみんな、そう思ったに違いない。

間もなく到着だと窓の外を見る、窓の外を見る、窓の外を・・・、???
あれ?この風景、さっきも見たなぁ・・・、いや、気のせいか・・・。
いや、でも・・・、似た風景が続くなぁ・・・。スペインって広いなぁ・・・、

窓際に座っている人たちから、ざわめきがおこり始める。
着陸するはずの20分後はすぎてしまっている。
そんな時に、テンションの高いままの機長からのアナウンス。
「空港が混んでて降りられないから、降りられるようになるまで
しばらく旋回するから待っててね。さんきゅー↗
・・・、
似た風景ではなかった。
同じ風景を何度も見ていたのだ。


気のせいではなかった風景

その後、1時間ほど同じ場所を旋回し、
結果、1時間遅れでスペインはヘレス空港へ着陸した。

・・・、

さっきの拍手、返してください・・・。(泣)



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平日のススメ? [*Christmas holidays 2005]

クリスマス休暇の旅のおはなし/その4

ドイツのコロン空港からハーン空港を目指した。
その行程が、悲しいくらいに遠回りだったとか、
電車の券売機の使い方がわからなくて、
前に並んでいた女の子に頼んで買ってもらったチケットが、
高くてやけに早い夢の超特急みたいな電車だったとか、


爆睡くらいしかすることのなかったICE

せっかくだから「世界の車窓から」を楽しもうと思ったら、
到着駅まで外は真っ暗でなにも見えなかったとか、
フランクフルトは、駅で数十分の滞在だったとか、

そんなコトも今ではみんなおもいで・・・。


おもいでになりそこねたフランクフルト

ハーンには、乗り継ぎの関係でどーしても1泊しなきゃいけないとか、
トラブルで飛行機が飛ばなかったとか、そーゆ−人たちしかいなかった。
・・・。

メインのはずだったハーンのおもいでは・・・、


畑               羊


落書き             分別ゴミ箱


ブランコ            誰かん家

そんな訳で、1日は観光できそうな場所に行くコトにした。
目指すは、Trier(トリエラ)。
ハーンからバスで約90分の道のり。
バスはガラガラ・・・。

古い町並みの小さな観光地。
天気はは冷たい雨。
もちろん傘はない。
インフォメーションセンターはお休み。
それどころか、レストラン以外のお店もみんなお休み。

そう、日曜日だったのだ・・・。

ウィンドウには、ドイツブランドのかわいい雑貨や気になる小物が、
SALEの赤札という張り紙と並んでいるのに、なにひとつ買う事ができなかった。

冷たい雨にうたれたトリエラのおもいでは・・・、


機関車型街巡りバス       マジパンだbu


イルミネーション


川               おさかなの看板


街角              ビール

ドイツではなにも買えなかった。
おみやげ大魔王のきむたこ、さみしいドイツの幕引きであった・・・。



旅行は、平日をおススメしたい・・・。(泣)




というより、ドイツに行った気分が、いまだ、しないのよね・・・。(爆)


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ひとりの夜に、 [knäckeな日々(SWE)]

ひとりの夜に、いつものように、テーブルの上のオイルランプに灯りをともす。


oil lamp(stelton)/DENMARK

ひとりの夜に、いつものように、窓際のキャンドルに灯りをともす。


candle holder(Orrefors)/SWEDEN

ひとりのよるだから、DVDを見ようと思う。
ちょっと前に買ってきてそのままだった。

頼まれものの”Lost In Translation”を探しに行ったの。

それは、“2 for 199:- ”のカゴに乗ってた。
1枚なら139:-だって。
だからね、ちょっと考えて、もぅ1枚買うコトにしたの。
ガサガサして、目に入ったのは、コレ。

“Amelie fran Montmartre”
うむ、コレにしよ。Amelie大好きだもんね。

買ったままにしてあったAmelieのパッケージを眺める。
あっ・・・、音声が、Franska・・・。アタリマエよね、おフランス映画だった・・・。
英語耳慣れ訓練にならないよね・・・。
でも、字幕で英語目慣れ訓練でもいっか。
と、思ったら、字幕が、Svenska,Norska,Finska,Danska・・・。
Engelskaの文字はない・・・。

なんとなく寂しいキモチになったので、DVD鑑賞はやめるコトにした。

かわりに、安キャンドルの芯切りをしちゃおうと思ったの。
芯を切って、キャンドルの持ちを長くするの。
チョッキンするのは、半分くらいね。
1/3までチョッキンしちゃダメダメ。
短すぎて、灯りがつかなくって、とーても悲しかったコトがあるの。
だからね、半分くらいのトコロをチョッキン、チョッキン。

でもね、13個目にさしかかった時、芯をチョッキンするはさみの先に、
”貧”という文字が、ピカって光った気がしたの。

なんとなく寂しいキモチになって、芯切りはやめるコトにしたよ・・・。

でも、夜は長い。
ここでふと思い出す。
まくらがほつれて、中綿がでそうだったかも・・・。
1個約300円(by IKEA)の、頭をのせるとぺったんこになっちゃう安まくら。
お裁縫道具を出して、ほつれをぬいぬいする。

まくらカバーの端っこもほつれてきていたなぁ。
1枚約80円(by IKEA)の、洗うたびにマッハでヨレヨレ度がましていく安まくらカバー。
これもぬいぬい。

そんなコトをしていると、今度は机の上に、
“貧”の文字が、ちょこちょこと踊りだしたのが見えた気がしたの・・・。

だいぶー悲しい気持ちになってしまった・・・。


ひとりの夜に、ホットミルクにメレンゲ浮かべて・・・。


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「さんきゅー」は、悲しき響き。 [*Christmas holidays 2005]

クリスマス休暇の旅のおはなし/その3

アイルランドのシャノン空港から、
目指すはドイツはフランクフルトのハーン空港。
フランクフルトの街の中心から、100km以上も離れた小さな空港。

搭乗はがっつり2時間遅れ。
無駄に長い待ち時間ができたおかげで、
盛り上がりに欠ける免税店にて、ギネスビールのマグネットを2コ購入。
かっわっいっいっ♪


吹雪の中、飛行機はあっさり飛んだ。

そろそろ着陸よね、と、思い始めた頃、アナウンスが流れる。
「なんとかかんとか、雪がどーたらこーたら無理だから、
フランクフルトのコロンになんちゃらかんちゃら、さんきゅー↗」
と、アナウンスが流れた。ざわめく機内。
なになに?なにがコロンで、なにが、「さんきゅー↗」、なの?

吹雪の中、すばらしい着地を披露していただいたけど、どうも様子がおかしい。
飛行機が止まったので、窓の外を見てみる。
あまりにも空港施設がとーい。
それに、たくさんの飛行機が並んで止まっている。
だいたい、ハーンがこんなに大きな空港である訳がない。

嫌な予感・・・。

明るく機長からアナウンス。
「ハーン空港が猛吹雪で着陸できないので、コロン空港に降り立ったんだよ。
ハーン空港の様子を見て、また飛ぶから機内で待っててね。さんきゅー↗」

・・・。

1時間が経過。
狭い機内をうろうろしだす人がでてくる。
機内のアチコチで、缶詰記念撮影大会が始まる。

喉が渇くが、もちろん水の1滴もでない。
客室乗務員は、後ろで飲み物を飲みながら談笑。
ココで「水をください。」そう言ったら、笑顔で「○○ユーロです。」と言うのだろう。
そう思うとなんとなく悔しくて、「水をください。」とは言えなかった。(泣)

結局、1時間30分、動かない飛行機に缶詰となった。
そして、この飛行機が再びハーンにむけて飛ぶ事はなかった。

ハーンへは飛ばない事を告げる、明るく機長から最後のアナウンス。
「この飛行機は、猛吹雪の悪天候のハーンへは飛べなくなりました。
だからね、ココからハーンへは、自力で行ってね。さんきゅー↗」

自力で、って・・・、「さんきゅー↗」、って・・・、なんですか?

そして、つづいた。
「タラップが凍ってるから、すべらないように気をつけてね。さんきゅー↗」

凍ってるよね、・・・、だから、でも、「さんきゅー↗」の意味がわかりましぇん・・・。

タラップをおりると、格安飛行機でありえないバスのお出迎え。
「さ、さ、さんきゅー↘」
きむたこ、ココロの中で、泣きながらそうつぶやいた。


夜中1時。
バゲージクレームは、コロン空港に降り立った、たくさんの人でごったがえしていた。
他にも同じ理由で、やむおえずコロン空港に着陸した飛行機があったようだ。
並んだ椅子には、疲れきった人でいっぱい。

案内板には、乗ってた飛行機の便名はでていない。
当分出てこないな、そうあきらめて、端っこへ移動。
そして冷たい壁に背中をつけ、冷たい床にぺたっと座った。

あしを眺めるのも悪くないなぁ。


結局、荷物がでてくるまで、2時間待った。
大きくてデザインの素敵な空港で、途方に暮れる。
夜中3時。

悪い事に、ドイツでは、ハーン空港からほどほどに近い、
ちいさなちいさな町に、ホテルを予約済みであった。
ハーンに向かうしかなかった。

そして、次の移動は電車に決定。
朝いちばんの電車の時間まで、空港のベンチで過ごす事になった。
ゴロンとするも、眺めるほどに奇麗な空港。
疲れた体をひきずって、ちょっと、ウロウロしてしまう。




思いがけず、素敵な空港見学ができた、そう思えばいいのよね。
「さ、さ、さんきゅー↘」
きむたこ、ココロの中で、疑問を感じながらもそうつぶやいた。


「さんきゅー」は、悲しき響き・・・。


この後、ハーンへの道のりは地獄となった。
そして、ハーンへの交通費は、飛行機よりも高かった。
格安飛行機利用の意味もわからなくなった。

2005/12/31 ひどい年の暮れとなった。


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ピカピカだbu。 [*Christmas holidays 2005]

クリスマス休暇の旅のおはなし/その2

ピカピカだbu。
つるんって、キモチいいbu。

bu、bu。

bu?

写真撮るのが難しいbu?


困ったbu・・・。

こけてみたけど難易度はかわらないbu?


仕方ないbu・・・。

寂。


       pig savings bank (NEW BRIDGE)/IRELAND

アイルランドはリムリック。
シャノン空港から1番近い街を選んだの。バスで約1時間。
到着後、ツーリストインフォメーションを勘で探す。
やっとのことで探し当てたのに、運悪く滞在中はお休み。
しかたなく、歩いてホテルを探す。
そのうちに、街をすみずみまで歩いてしまった。
小さな街。
昔は華やかだったのね、きっと。そんな感じ。
なんとも寂しい街。クリスマスの飾りがきれーだけど、
街には、なんとも裏寂れてしまった感が充満していた。
冷たい雨が降ってくる。

歩き回って探した数少ないホテルから、悲しいけれど1番安いホテルを選択。
でもね、ちょっと嬉しい朝食つき。

でもね、薄暗く狭い廊下を歩くときしむ音。
誰かが廊下を歩くと、部屋の扉がガタガタ揺れる。
トイレのレバーが、流すたびにはずれる。
バスタブは、ない。

コレで1人40ユーロ。
高いよ、コレで、って・・・。

そんなホテルに自由人、
気に入ってたコンパクトな旅行用目覚まし時計を忘れてしまった・・・。
枕の下に置いて寝たからきっと忘れたんだ、って。
なんで枕の下なの?チップじゃないんだから・・・、っていうか、
だいたい目覚まし時計がチップって聞いた事ないよね。(泣)
今まで振り返って、キミが旅行用目覚まし時計をなくしたの、
コレで3つめだよ・・・。(号泣)
この先どんな方法で、朝、起きるのさ・・・。(涙)

でもね、なくしたものはそれだけではない。
自由人、コノ街で買ったマフラーを、この後なくすのだ。
マフラーの寿命、約12日間。
勘弁してくだしゃい・・・。

 

思い起こせば今回のなくしモノ以外にも、
過去、自由人が出張先で忘れて(なくして)帰ってきたモノがある。

[きむたこココロのメモ]

・ベルト1回(しめて行った1本しかないのに、なぜ、忘れた?)
・ネクタイ2回(安物を持たせら、持って帰ってくるようになった。なんで?)
・目覚まし時計の電池の蓋1回。(電池交換してないのに、なんで?)
・マフラー1回(トランジットの国があたたかかった、が、理由。それが理由か?)
・帽子2回(かぶろうと思ったらナイからなくしたみたい。みたいって?)
・スーツのジャケット1回(・・・、コメントのしようがない。)

[きむたこココロのおまけメモ]

自由人、スーツケースの鍵を忘れて出張に行った事がある。
さぞ困っただろうと心配していたら、
スーツケースの修理代を覚悟していたら、
スーツケースの鍵をかけるのも忘れていた、というオチがあった。
その時の自由人のひと言。「いやぁ、神様っているもんだね。」

それって笑いの神様ですか?
・・・、意味がわかりません。(涙)

話が脱線してしまったよ・・・。
・・・号泣。

「よっこらしょ」←話をもとにもどします。


ちっちゃな喫茶室で朝食を食べていたら、
「ニホンジン、デスカ?」と、池袋在住だと言うアイルランド人に話しかけられた。
今、里帰り中だという。
「コノマチデ、ニホンジンヲミタノハ、ハジメテデス。
コンナ、ナニモナイマチニ、ナニシニキタカ?」と、聞かれる。

・・・、そ、そ、そんなになんにもないの?(爆)


そんな街の、倉庫のような、なんでもやさんに入ってみた。
決して買わないモノ。

バーバリーチェックにドラえもん・・・。

バーバリーチェック風にドラえもん風・・・か・・・。
ドラえもんのポッケって、
ドラえもんの足の裏って、
ドラえもんの手って、

赤かったっけ?

赤じゃないよな・・・。

きむたこ、コレを連れ帰るココロの広さは持ち合わせていなかったヨ・・・。



何もない小さな街に3日間。
雨にふられて3日間。

目をつぶっても歩けそうなくらい、お散歩したよ・・・。



*1ユーロ 現在約140円


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翼が凍る。 [*Christmas holidays 2005]

クリスマス休暇の旅のおはなし/その1

噂通り、格安飛行機はきっちり1時間遅れの搭乗となった。
建物から直接機内に乗り込める蛇腹のようなものは、決してでてこない。
飛行機がどんなに遠いところにとまっていても、バスはない。
たとえ雪が吹雪いていようとも、雨がふっていようとも、とにかく歩く。

目指すはアイルランド。
ほんとはアイスランドに行きたかった。でも、高かった。
だからね、1字違いのアイルランドにしてみたの。
でもね、1字違いってね、大きな違いなのね、絶対的に。


座席は自由席。
シートはリクライニング機能ナシ。
シート前のポッケには、なにも入っていない。
トイレの消耗品はトイレットペーパーとお手拭きペーパーのみ。
飲み物(水も含む)と食べ物は有料。
とことんコストダウン。

これは、機内で配られた、少しくたびれたメニュー。

高い。
新幹線の車内販売より高い。

乗るべき人がすべて乗った。
荷棚の蓋も閉められた。
シートベルトの確認もすんだ。
いよいよ飛行機が動きだす、ん?動き出す。動き出すはず・・・。

いつまでたっても動かない。あれ?

シートの足下が広い非常口の席を選んだ。
羽の真横。
とても汚れた窓を見る。
クレーンに乗った人が見えた。
あれれ?羽になにか吹き付けている。

寒さで翼が凍ったのね。
とかしてまた凍らないようにする、トロっとした液体を吹き付けているのが見えた。

この作業が終わるまで飛ばないのね・・・。
でも、寒いトコロならではの光景。
飛ぶだけラッキー。
飛ばなかったら、困っちゃうもんね。

飛行機は、到着予定時刻より1時間半ほど遅れて到着。
ベルトサインが消えた。
荷物を取り出すべく立ち上がる。
と、「立たないでください。」
と、アナウンス。うむ?
アナウンスは続く。
「飛行中、トイレで煙草を吸ったヒトがいます。
なんとかかんとかなので(←聞き取れなかった)、しばらくそのままでお待ちください。」

しばらくして、警官が5人乗り込んできた。
後ろの方の席の男性が、その警官に連れられて飛行機を降りて行った。
こってり絞られて、お高ーい罰金を払うのね、きっと。

窓から連れて行かれる男性が機内からでていって、やっと立つコトを許された。
飛行機を降りる。
日付は変わってしまった。

こんな旅の始まり。

すんでしまえば、コレも楽しい思い出・・・。



*追記*

業務連絡:ちょっと困るTBが繰り返しついちゃうの。
     スパムブロックをしても、あれこれかえてやってきちゃうので、
     TBを受け付けない設定にしました。ちょっと様子見るデス。ガックシ・・・。


タグ:飛行機 旅行
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温度か水圧か、 [knäckeな日々(SWE)]

新しい住まいは、やっぱり”狭い”。
しかし、その狭さに、早くもぼんやり慣れてしまった。
むしろ、「この狭さが心地いい」、とまで感じているかもしれない。

環境適応能力が、確実にあがっています。(苦笑)
でも、その適応能力を発揮する場面がいろんな意味で貧しい環境ばかりなので、
ますます貧乏体質になってきている気がするのね・・・。
コレって、どーよ?(爆)

狭い以外に、問題がないとは言えない新しい住まい。
でも慣れてしまえば、どれもさして問題でもなくなってくるものだ。
それでも、どーしても問題ではなくならないコトがある。
それは・・・、シャワー。
バスタブがないことは、はじめっから期待してないので問題にもならない。
シャワーゾーンが半畳ほどであることも、今では慣れたコトにしている。

問題は湯量。
お湯はタンクにためられている。
タンクのお湯がなくなったら、そこにお湯が溜まるまでお湯はでない。
お部屋で使うお湯は、すべてタンクのお湯。
そのタンクが小さい。


問題のタンク/めーどいんのるうぇい  って、かいてあるよ。

食事の後片付けや洗面所で使うくらいなら、ヘーキ。
でも、シャワーとなったら別問題。
1人だとしても、たっぷり使える量ではないのに、
2人となると、ほんとーに厳しい。
1人は夜、1人は朝、にすればいいけど、
やっぱりシャワーを浴びて、おふとんに入りたいキモチは同じ。

はじめてこの部屋のシャワーを出した時、水圧に感動した。
前の住まいのシャワーは、お湯はたっぷりあるけど、水圧が悲しいくらいに低かった。

浴びても浴びても、浴びた気がしなかった。
流しても流しても、流した気がしなかった。
シャワーを浴びるたび、かえって疲れた。

しかし、今回の部屋は違う。
水圧が高い。
あー、疲れがとれる、そんなステキな水圧。

なのに、湯量が少ない・・・。(涙)
そして、熱めのお湯にすると、タンクのお湯の減り方がますます早くなる。
なので、ちょっとぬるめ、だいぶーぬるめ、が、鉄則。

髪の毛や顔も、浴びながら洗っちゃダメダメ。
そんなコトをしたら、あっとういまに冷水を浴びるコトになるなる。
いくらシャワールームの暖房がよくきいて暖かいからといっても、
冷水にはたえられません。(泣)

熱いお湯がたっぷりあるけど、悲しいくらいに水圧の低いシャワー。
湯量が限られていて、たっぷり浴びることのできないぬるめの水圧の高いシャワー。

さて、あなたらどちらを選びますか?

・・・、

きむたこ、えらべましぇ〜ン。(号泣)


そんな悲しい夜は、このフレーズを口にする。

「キャラメル漬けのウズラ卵」
声に出すとね、ちょっとね、ちょっとね、「ムフっ」、ってならない?

で、コレ、なにかの呪文?・・・。

エプロンのプリント。
サンティエゴ・デ・コンポステーラのセレクトショップにてコッソリ撮影。


タグ:生活
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風邪ときむたこと自由人 [knäckeな日々(SWE)]

旅行中、うっかり風邪をひいてしまった。
念のために持っていってた風邪薬を片手に、
2度の高熱には気力で持ちこたえ、薬がなくなってしまった後は、
風邪をひいているのは気のせい、そう思い続けた。

そして旅行から帰って来て、寝込む事になった。

はじめの3日間は、フラフラしながらも食事の用意と片付けはやった。
ほんとは作りたくないし、食べたくもない。
そんなきむたこに自由人は言う。
”食べないと直んないからねー。”
・・・、そりゃ、そーだけど・・・。

4日目にはそれが苦痛になった。
さすがの自由人もマズイと思ったのか、4日目には食事の用意をしてくれた。
それがたとえ、こってりソースのパスタだったとしても・・・。
片付けはきむたこの役目だったとしても・・・。

1週間がたって、ずいぶん楽になった。
でも、鼻はズルズル、咳はとまらない。
そんなきむたこに自由人が言った。

”駅前のショッピングモールに行こうよ。”

えっ?今、なんていいました?
いやいや、こんなズルズルの鼻で、咳で肋骨も耳の中も痛いんですけど?

”お家の中にばっかりいるから、直らないんだよ。ちょーとよくなったしさ。”

外はマイナス。
冷たい風にあたるのはいかがなものかと・・・。

”気分転換にもあるからさー、ねー、ねー。”

とうとう、お布団をはがされてしまった。
あきらめた。

自由人との生活は、あきらめの連続である。

とにもかく着込む。そして、
ティッシュペーパー代わりのトイレットペーパ1ロールと、ゴミ袋を持った。

外は痛いほどに冷たい。

”この冷たさが気持ちいいねぇ。”と、自由人。
ズルズル。(←そうかい?)
”でてきてよかったでしょ?”
ズズズピー。(←いや、やばいって。)
”たまにはお散歩だよね。”
ブシュー、ゲホゲホ。(←健康な時ならね。)

”たくさんのヒトだねぇ。ほら、まだ、REA(セール)やってるよ。”
コホコホ。(←そうだね。)
”ココ、見てみよっか。”
ゲホ。(←やだ。)
”いいものないねぇ。”
コンコン、ズピー。(←帰りたい。)
”ケーキ買ってく?”
ケホケホ。(←いらない。)
”アイスクリーム買おーよ。”
ゴホゴホ、ゴッホンゲホッ。”(←いいね、ジュースも買う。)

そんな調子で1時間ほどつきあった。
鼻の下は限界を超えている。

その夜、高熱に襲われたということは、言うまでもない。

そんなきむたこを見て自由人、
”今年の風邪は、しつこいねぇ。”

えっ?

コホ・・・。


なんて言いながら、告白。

そんな時でも買っちゃった。
そんな時だから?

ピッピの絵本とピッピのグラス2コ。

きょーはコーヒーじゃないよ、麦茶だよ。
きょーのおやつの、おさかなビスケット。

おてんばピッピが柵にひっかかる。
それをあちゃー、と、思うおさる。おさる?きっと、おさる・・・。

絵本は赤札!

こんな時でも買うオンナ。
ただではおきないオンナ、きむたこ。

我ながら、少々あきれた。


風邪の間、お世話になったのど飴。
お味はね、レモンがスキー。
でもね、パッケージはクールなお味のシロクマ君がスキー。


*風邪はおかげさまで、すっきりなおりました。鼻も喉も絶好調です。
 ご心配をおかけしました。ありがとね。


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